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Lakeland University Japan Blog

小寺良二: ラガーマンからキャリアコンサルタントへの軌跡

LUJ Alumni Spotlight: Ryoji Kodera - From Top Rugby Player to Entrepreneur

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小寺良二: ラガーマンからキャリアコンサルタントへの軌跡

北海道出身の小寺良二さんは、高校まで打ち込んできたラグビーで明治大学に推薦入学できる程のプレイヤーでしたが、日本の体育会独特の上下関係などの風土に違和感を感じ、強豪私立大学への進学を辞退。選択肢がなくなってしまったと感じていた時、3年次から専門分野を決めれば良いというアメリカの大学制度に魅力を感じ、レイクランド大学ジャパン・キャンパス(以下LUJ)に入学することを決意しました。

LUJで準学士号を取得後に本校(ウィスコンシン州)へ編入し、教育学で学士号を取得。

2005年卒業後にリクルートへ新卒入社し、名古屋支社でキャリアをスタート。同社に2年勤めた後、東京のベンチャー企業へと転職し、企業の採用支援に加えて、学生の就職支援にも携わるようになりました。当時リーマンショックの影響で内定辞退が相次ぐ中、就活講座の運営に関わるようになり、学生の就職活動の個別サポートを経験します。これがキャリア支援にやりがいと自身の適正を感じ始めるきっかけとなりました。

そして2009年、キャリアコンサルタントとして独立。企業には説明会や母集団形成のサポートを行い、学生側には合宿などを通してキャリア支援を提供する両面での支援事業をスタートさせました。特に自身の古巣であるリクルートと共同で立ち上げた就職支援プログラムは、日本全国に広がる程のものに成長を遂げました。

2012年からは大学教育にも携わるようになり、2014年にはPBL(Project Based Learning)型の授業を全国の大学に普及する活動も始めます。2015年には日本各大学の教授を対象にしたトレーニングを行い、大学教員の育成に取り組みました。

コロナ禍でアクティブラーニングがオンライン化し、これが移住を考えるきっかけとなりました。2021年から石垣島に移住し、現在は拠点は石垣島に置きながらも日本各地へと趣き、挑戦の日々を過ごされています。今年に入ってからは中京大学で経営学部のプロジェクトマネージメントのクラスを担当しており、ビジネスのケーススタディを教材として使い、学生たちの実社会への理解や仕事理解を深めるサポートを行っています。

大きな転機を迎えた大学時代、そして社会に出てからは様々な波を自らの力で乗り越えてきた彼がいま後輩たちに伝えたい思いは、「いかに大学生活を充実させ、学生生活の密度をあげることに集中できるか」ということ。

どんな内容でもいい、挑戦する物事の密度が就職活動や社会人経験などその後の人生において必ず役に立つ、絶対に後悔しないから思い切り挑戦してほしいと最後まで熱く語ってくれました。